赤樂漆器抹茶椀  銘 照柿
第36回日本手工芸美術展覧会(東京都/毎日新聞社 後援)入選作品
高台を埋め込み型にする事で、茶椀がより手に馴染むように、また、全体に丸みを
帯びさせ、銘の如く、澄んだ青空の下で日光を浴び照り輝く柿をイメージしました。
尚、茶椀の部分的に罅塗りを施し陶器の寛入感を表現してあります。
漆の変わり塗りの一つに罅塗りと言う技法があり、漆が乾く直前に卵白を塗り、
ヒビをいかせるというものです